長野市 信州新町・信級 ― 山の恵みと祈りが巡る里

信級は、どんな地形でしょうか

川は大きく蛇行しながら谷を刻み、
その流れを遥か下に見下ろす山の谷筋に、この里はあります。

山に抱かれるように集落が点在する、
谷の内に静かにおさまる土地です。

この土地では、何がめぐるのでしょうか

この土地でめぐってきたのは、
山の恵みと水の流れでした。

豊かな森の木々や動物、
谷を流れる水、
そして古くより育てられてきた麻などの産物。

こうした山の恵みが、
人びとの暮らしを支えてきました。

人びとは自然の中に自らを置き、
祈りとともに受けとめながら、
山とともに巡る暮らしのなかで生きてきました。

山の自然と人の営みが、
ゆっくりと重なってきた土地です。

この土地が担ってきた役割とは

信級は、山の恵みの巡りのなかに祈りをとどめる地です。

その巡りに、
稲の実りを願う祈りが静かに重ねられてきました。

この地には古くから神社が祀られ、
山や水と結びついた土地の神への祈りが続いてきました。

山の霊性を大切にしながら、
人びとは実りを願い、
暮らしを重ねてきました。

自然の力と人の営みが、
静かに結びついてきた土地です。

他の土地と何が違うのでしょうか

多くの山里では、川沿いに集落が広がります。水を使い、川の流れとともに暮らしてきました。

けれど信級は、少し違います。

犀川は深い谷の底を流れています。
この里は、その流れを遥か下に見下ろす山の谷筋にあります。

川のそばではなく、
山の谷筋に暮らしが続いてきました。

山の水と森の恵みによって生きてきた里です。

山の巡りのなかに身を置きながら、
祈りとともに暮らしを重ねてきました。

そこに、信級という土地のかたちがあらわれています。

結び ― 山の恵みと祈りが巡る里

信級は、
山の恵みと豊かさへの祈りとともに生きてきた土地です。

犀川の深い谷を遥か下に望みながら、
山の水と森の恵みを受けとめ、
祈りとともに暮らしてきました。

山と水、
そして人の営み。

その巡りが、
今もこの里に静かに息づいています。

🔗

この地域のつづき