YouTube第1シリーズ|AI時代に人は何を支えに生きるのか
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公開済みの3本
― 役に立たなくても、ここにいてよい理由 ―「生きてるだけで偉い」という言葉を手がかりに、人は役に立ってはじめて、ここにいてよいのかを考えます。自然の中で共に過ごす小さなキャンプを例に、まず同じ場に身を置き、そこから必要な働きや役割が生まれる順序をたどります。
― 居場所は、役割より先にある ―人間社会を、自然の中で共に暮らす小さなキャンプが巨大化したものとして考えます。暮らしを支えるために生まれた役割が、なぜ人の価値や居場所を決める物差しへ変わったのかをたどり、AIにできない仕事を人間に残すことだけで、本当に人の居場所を守れるのかを考えます。
― 自然・土地・他者との関係の中に、無理なく身を置く ―居場所とは、自然や土地、周囲の人との関係の中で、無理なく身を置ける位置のことです。そこに身を置き、関わりを重ねるうちに必要なことが見え、その人なりの働きへつながり、必要に応じて役割として形になります。働きや役割がすぐに現れなくても、そこにいてよいことは変わりません。
この企画で考えたこと
人間社会は、自然の中で共に暮らす営みを重ねながら形づくられてきました。水を得る。食べ物を分ける。火を守る。危険へ備える。住まいを整える。人を見守る。そうした共同の暮らしの中で必要なことが見え、人びとが働きを分け持つことで、役割が生まれてきました。ところが、社会が巨大になり、分業が細かくなるほど、自分の働きが全体の何を支えているのかは見えにくくなります。そして、暮らしを支えるために生まれた役割が、人の価値や居場所を決める物差しになることがあります。
AIは、仕事そのものだけでなく、職業や資格、能力、成果によって人の価値と居場所を決めてきた社会の順序にも問いを投げかけます。そこで、人間にどのような役割が残るのかだけでなく、そもそも役割を、人が「ここにいてよい」ための条件にしてよいのかを考えました。
居場所から、働きと役割が生まれる
「居場所は、役割より先にある」とは、人が何かを担う前に、まずその場や関係の中にいられることを土台とする考え方です。そこに身を置き、人や土地との関わりを重ねる中で、暮らしの中にある必要なことが見えてくる場合があります。そこから、それぞれの身体や経験、得意なこと、そのときの状況に応じた働きが生まれます。人びとはその働きを分け持ち、必要に応じて、責任や権限、交代の方法を伴う役割として整えます。